府立成人病センター、大手前へ移転の方向へ(府政レポート②)

府立成人病センター、大手前へ移転の方向へ(府政レポート②)

昨年からの大阪府立成人病センターの大手前への移転問題は、移転に100億円以上無駄な税金を使うため、現地森ノ宮がベストな場所として反対し、再検討を求め、昨年3月の大阪府議会では、移転案は白紙撤回となりました。

しかしながら、その後行われた大阪府議会議員選挙において、移転賛成であった維新の会の議席が過半数を超えたため、維新の会を中心として再度、大手前への移転案が大阪府議会で可決され、移転の方向へ進んでいます。

100億円以上の負担を強いられる、通院患者の負担も大きくなる中、今年中には建設業者が決定する方向であります。
それに対し、残された森ノ宮地区の跡地利用は一向に進んでいるとは思えない状況です。
今年3月、大阪府議会での大阪府の答弁は「現在のところ跡地利用の具体的なのものは無い」とのことであり、またまちづくりとは大きくかけ離れた「大阪府立公衆衛生研究所」や「大阪府立健康科学センター」は残ったままであり、このままでは「東大阪市中央病院跡地」のように、何もできない空き地となることが懸念されます。

今後も、成人病センターの建て替えに関して可能な限り、森ノ宮での建て替えに努力するとともに、移転した際の跡地利用に関しても、地域の皆さんが喜んでもらえるようなまちづくり案を検討していきます。